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予防歯科

歯医者さんに行く時って、どんな時ですか?

 

  • 歯が痛むとき?
  • 歯ぐきが腫れたとき?
  • 詰め物や冠が取れたとき?

 

日本では、「何か症状がある時」に来院される方が多いようです。ところが、ちょっと悪くなるたびにこまめに受診しているまじめな患者さんでさえ、お口の健康をそこなっているのです。つまり、悪くなるたびに治療を繰り返していたのでは、だんだんお口の中の状態は悪くなってしまいます。

 

虫歯への移行状態画像

 

むし歯は、健康状態→CO→C1→C2→C3→C4 と進行します。
私の生まれる前、50年くらい前は、多くの方がC3になって痛くて歯科医院に行きました。そこで抜髄(神経を取る治療)されて人工的補綴物が装着されました。その後、少し凍みる、あるいは少し黒くなってきたので治療したいと、C1やC2で歯科医院に行くようになったのが約20~30年前。それからさらに時代は変わり、今ではむし歯を健康状態により近いところで治療しようとする考え方が出てきたと思います。

 

虫歯の写真

 

2008年08月27日、NHKの「ためしてガッテン!」で「常識逆転!自宅でむし歯を治す法」が放送されました。

番組では『隠れ虫歯の部分は、周りの部分よりも白く見えるため「ホワイトスポット(写真a)」と呼び、ここを電子顕微鏡で見てみると、表面下に小さな穴が無数にできて、スカスカになっています。隠れ虫歯が白く見える理由は、氷の中に気泡があると白く見えるのと同じで、本来は半透明のエナメル質の中に小さな穴がたくさんできていたからなのです。』そして、この「隠れむし歯(脱灰部位:CO)」はむし歯だと言っており、この「初期のむし歯」を治し続けて「本格的なむし歯」にしない生活を送ることこそが「本当の虫歯予防」と言えるのです。

そのためにも歯科医院に行って正しい指導を受けるよう啓蒙しておりとても良い内容でした。

 

「Repeated Restoration Cycle」図

 

むし歯を表現したものに「Repeated Restoration Cycle」があります。脱灰・再石灰化(①)は繰り返しますが、う窩(②:むし歯によってできた凹型の穴)ができるとそこから一直線に抜歯へと向かうサイクルです(②→⑧)。

 

歯が痛い、凍みる、穴がある、茶色いという現象をむし歯と考えがちですが、一般的にはこれはう窩(②)であり、むし歯の一部です。むし歯はもっと初期の段階から始まっており、脱灰(①)からむし歯治療を始めないといけない。そして、私たちのむし歯に対する考え方も変えないといけないのです。

 

 

年をとったら歯は悪くなって当たり前?

 

残念ですが、今の日本の現状ではその通りです。現在、80歳の方の平均残存歯数は約14本(平成23年歯科疾患実態調査)しかありません。通常、人間のお口の中には28本の歯(親知らずを含むと32本)がありますから、約2分の1しか残ってないのです。

 

日本はご存知のとおり世界トップクラスの長寿国です。しかし、80歳前後の高齢 者の残存歯数を見てみると、決して高い数値とは言えません。中高年以降、急速に歯を失っていく傾向があります。ちなみに予防歯科先進国のスウェーデンでは75歳で約20本の平均残存歯数となっています(サンスター調べ)

 

なぜ、この差がついてしまったのでしょうか? 

 

以前の日本では歯医者も削ってつめる治療だけを行い、「どうしたら悪くならないように予防できるか」ということを考えて来なかったのです。歯は残せないのではなく、単に歯を残していないだけなのです。 我々も、きちんと予防を行えば、十分、歯を残せるのです。

 

ではどうしたら歯を残せるか?まず一つのポイントは歯が悪くなった原因を考え、それを改めること。次に大切なのは定期的に歯科医院で健診を受けることです。

 

歯の数を表した図

 

この図は長崎大学の新庄文明教授の調査で、このグラフからわかることは、「症状があるときだけ受診」の方は40歳過ぎから徐々に歯を失い始め、80歳ではほとんど無くなってしまいます。しかし「定期検診の受診」の方は大きく歯を失うことなく、80歳をこえても平均26~27本の歯が残っています。定期的なメンテナンスが大切ということです。

 

予防歯科先進国のスウェーデンは治療ではなく、この1~3ヶ月に1回、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることなのです。 欧米では、治療ではなく、このメンテナンスに力を入れたことによって、国民の平均残存歯数が飛躍的に向上したのです。

 

1970年代のスウェーデンで、「予防歯科」の重要性が世界で初めて打ち出されました。スウェーデンのイエテボリ大学が、むし歯などの口腔疾患と、歯科医によるプロケアや歯科治療後のブラッシングとの関連性について、大規模な調査を実施しました。その結果、むし歯予防には、セルフケアとプロケアの両方が重要であることがわかり、これ以降、歯科治療では、それまでの対症療法ではなく、「予防歯科」がより重要であると考えられるようになったのです。

 

スウェーデン政府は、「予防歯科」の考えを国家的な歯科医療の方針として採用し、歯科医院で「予防歯科」を受診することを義務化しました。今では、国民全員が定期的にプラークコントロールと歯科指導、治療を受けることができるようになっています。20歳未満の国民は、チェックも歯科医院での治療も無料です。子どもの時から歯の健診が当たり前のこととしてとらえられ、歯の健康づくりが生活習慣として定着しているのです。

 

現在スウェーデンは1970年代から「予防歯科」の国家的一大プロジェクトにより、世界で最も歯科疾患の少ない国と言われています。

 

新庄教授の調査の他にも、熊谷崇先生の調査によると、以下のグラフのようにメンテナンスをしっかり受けた方と受けなかった方とでは80歳になったときに約9本もの差がついているのです。2人の調査からわかるように「治療だけ受けた人 」と「定期検診を受けた人」では4~50代以降に差が広がって80歳では大きな差になっている、ということです。

 

一人平均残存歯数の比較図

 

専門家によるクリーニング

 

家での歯のお手入れはいかがですか?
どんなにがんばってもきれいに出来ない部分が必ずあります。その部分は私たち専門家がクリーニングします。また、歯ブラシなどではきれいに出来ない汚れもあります。それは歯石とバイオフィルムです。

 

歯石とは歯垢(プラーク)という細菌の塊が石灰化してできたものであり、硬くて歯ブラシでは取れなくなります。細菌が歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)に入り込み、それにより歯槽骨を溶かしてしまう原因となります。ですから、歯石はきちんと取り除く必要があるのです。

 

また、お口の中にもカビは生えます。台所やお風呂に生えるヌメヌメのカビと同じで、細菌の住処の役目を果たします。細菌とその住処であるカビでバイオフィルムいう膜を形成します。これはとても歯ブラシでは取れないです。また、歯と歯の境目、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)についたバイオフィルムは歯ブラシで取り除くことは難しくなります。 これらのバイオフィルム(細菌とカビ)を放置しておくと、虫歯と歯周病の原因となります。ですから、これを機械的に歯科医院で取り除くことが重要になるのです。

 

また、このバイオフィルムは1度、破壊しても、また3ヶ月程度で形成されるというデータが出ています。ですので、3ヶ月に1度の定期的なメンテナンスが大切になるのです。

 

メンテナンスでの来院では、治療と異なり苦痛はありません。気持ちの良い歯のクリーニングは国家資格を持った歯科衛生士が行います。定期的にクリーニングを行うことでお口の健康は必ず保つことが出来ます。

 

おわりに

 

これまでは、むし歯を発見したり歯周病で歯ぐきから血がでたり揺れたりしてから治療に来ていただいていました。これからは、むし歯や歯周病になりそうなリスクを見つけそのリスクを小さくする、出来れば無くす。そのために歯科医院を利用していただく、そんな時代になっていると思います。

 

 

 

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